【面影】
ぐるり見回した景色が
夏の終わりを告げていた
他人事のような顔をして
波立ってあまりにも高く
潰してしまいたかったのは
陽炎のようなめまいの螺旋
水の中に佇むうちに
冴えた月が照らし出す
細い糸の無数の食指
祈っては重なり合い
ざわめくままに散っていき
小さく吐いた息だけが
かすかな波動で夢見てた
MASOO IIMURA 2:46 8.21.1997
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