メトロノームが
はち切れそうになるのに
その素振り 秘めやかに
空色の傘 天にかざして
ささずに ぐるぐる
肌に降り立つ冷たさ
目を そむけないで
会いたくないと
片意地はった夜
水をもらえない花だった
壊れかけた ぐるぐる
気がつけば受話器握って
染みわたる声 離さずに
何も言えない 瞳を閉じて
触れ合う吐息の輪舞
なにげない言葉の香気
とびきり笑顔の永遠
とろけて ぐるぐる
思い切り吸い込んだ
このまま 部屋に戻ったら
きっと しなやかな花になる