卵子

さようなら さようなら

いつまでも 手を振っていた

小さくなっていく 豆粒に

目を凝らして あの人は

尽キ果テル事ハ無ク

ぴょんぴょん縦に揺れるから

眼球の裏側に張り付いて
 
細く 細く 糸を引く

心配は いらないよ

逃げ水に 流してしまおう

光るのは 無数の卵子で

糸が 粘る 塔に なる

ボクは 登ろう 目を閉じて

吸い付いてくる 誘われる

ドコ ヘ・・・

そのままの勢いで飛び跳ねて

河を渡り 草原を横切って

鼓動が 聞こえるかい?

重なり合う いつしかどこかで

知っている だから 優しく

夢を見る 同じ水に浮かぶ

卵子は 円いのだ

マタ 逢エル キット


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