白い肌に 幾重にも うすく伸ばされる紅
親指を経由して 紙ナプキンに吸いこまれる
完璧に隠蔽された君の微笑 剥がされていく
紅い液体を流し込む瞬間だけ 君は本当の君になる
髪をもっと紅く染めた 紅い唇が置かれる
まるで果たし合いをするかのように ぴんと緊張ではりつめる
紅が好きなのよ 足をぶらつかせながら 君は言う
きつく光る瞳に似合わない声 半開きの唇がてらてら光る
君の背中に ふたつ 氷を入れた