Message Board 言の葉ひとひら にて、つなげていく、3行連詩。
好きな時に、声を出して、みたい。

Cross Blood * 雫 箱

凍ってしまえばよかった あの時
熱で息が荒い 雨の匂いがする 

Sep 13 21:23:29 1997 (真朱)


凍ってしまえばよかった 白日夢の中で
覚める事のない微熱に いつまでも抱き止められて
 
Sep 14 00:01:01 1997 (一本指)


凍ってしまえばよかった 戻れない
誘っている 鮮やかな花の洪水

Sep 14 07:47:49 1997 (真朱)


絡め取る 届く筈ない鼓動
絡み付く 見えない眼差し
 
Sep 14 16:14:35 1997 (一本指)


やはりあの時

凍ってしまえばよかった そうすれば
まなざしも届かないところで 泣きながら溶けていられた
 
Sep 14 16:23:57 1997 (K.SASAKI)


漂い淀む吐息の中で
曙光に焦がれながら
強く刹那抱きしめて
 
Sep 15 08:37:09 1997 (一本指)


空に捧げる 溢れだす寂間
螺旋の微睡みの 引き裂かれるように
声 かすかに 漏れ聞こえて 散った

Oct 16 07:59:37 1997 (真朱)


張り詰めた水面揺らし
風に舞う花弁の嵐に溶けて
宵闇深く凍る煌き沈み

Nov 15 18:13:10 1997 (一本指)


かいなたぐる 唇を寄せ
耳たぶの柔らかさ 溯るは
はためく静寂 途切れとぎれの記憶
 
5:42 12.7.1997 (真朱)


かぜ はらむ たおやか な うねり
 みみ もと に まい おちた
はな びら の はば たき かおる
  
14:44 2.25.1998 (一本指)


さそわれる よ に ながれ ゆく
 といき みな も ふるわせ
あまい かお り に とけて ひろがる
 
12:39 4.1.1998 (真朱)


ふれ やらぬ かなた いき づく
よい やみ の ねむり ふかく に
ほお よせる くち もと よせて
 
14:43 4.6.1998 (一本指)


空に浮かぶ きみとふたり
朝陽めばえ ひとみの中に
たゆたう波間 碧に染みゆく
    
11:29 5.10.1998 (真朱)


ほと ばしる あかつき しとど
ひえ きった まなざし ふかく
まばたいて ひかり つら ぬき

14:11 5.31.1998 (一本指)


重なる鼓動 臨界点めざし
腕差し交わす 互いの痛み
空を超えても 分からない
      
23:32 6.30.1998 (真朱)


つよく だきしめた かいな に
ふと こぼれ おちた ぬくもり
くだけ ない よう に そっと
 
17:10 7.10.1998 (一本指)


まもり たい やさし い かぜ の
うち ふる え る こえ も な く
しず く  なみ ま に はじけ て

20:57 8.9.1998 (真朱)


ほし あかり ふる よい やみ に
ささげ もつ ひばな の かけら
すじ ひいて なみま に とけて

12:00 8.10.1998 (一本指)


ちらば る ひかり ある もの たち
かげ あり て やさし く うた う
とき の たまご  こわれ ない で

22:31 8.16.1998 (真朱)


おと も なく しずか に したたる
あさ やけ に そまり おつ なみだ
ほお ぬらす ひと すじ つよく に

21:14 8.20.1998 (一本指)


飛沫を包む火花 ほの白い両腕が浮かび
閉じこめて眠りに落ちる 真珠貝の中で
地平線に向かって 月明かりの揺らいで

20:19 9.6.1998 (真朱)


あさ やけ に ただれ た かい な
ひとみ ねむる つき あかり ひたし
いて ついた やいば いつか おとし

17:18 9.12.1998 (一本指)


さんざめく 耳鳴りの詩(ウタ)に 桃色のドーム
冷たい皮膚と皮膚に つたう 癒しの触手
遠い国に流れついた 無数の夢が 溢れて

10:14 9.20.1998 (真朱)


あめ あがり の みず たまり みちる
かぜ なびく くも ながれ て ゆれる
つき あかり を てのひら で すくい

2:33 9.27.1998 (一本指)
   

飛沫のあげる笑い声 アカツキに向かい
力わななき 礫を降らす 赤い空の下で
種子は 蒔かれる 激痛の最中の輝きで

17:56 10.25.1998 (真朱)


うず くまる ゆうばえ の こもれび
まだら に そまる あしあと ゆらぎ
たち どまる かげぼうし に とけて

12:40 11.01.1998 (一本指)


皮膚を切り裂き 虚空を切り裂き
混じり合ってゆく 血もなみだも
いつか抱きしめられる 深く深く

17:21 12.8.1998 (真朱)


くみ あげる ひとみ の そこ
いき づく ほし の またたき
うつむく と あふれ だす よ

22:27 12.12.1998 (一本指)


戒められ た 喉元に 口づけ を
こぼれゆく 空を 飲み干したくて
細胞 の 一つひとつ 目覚め た

18:22 12.26.1998 (真朱)


にじむ あせ にぎる こぶし を
ふき すさぶ あらし の ふかみ
とき はなつ いきどおり わすれ

19:18 12.27.1998 (一本指)


いつか 辿り着いた 故国 に
襟合わせ 虹の囁く ゆらぎに
闇をむしる 風の 舞い落ちて

0:02 2.6.1999(真朱)


ひとひら かれた このは に
よい どれた あゆみ とめて
くれ おつ そら に ひとり

16:03 2.8.1999 (一本指)


堕ちて いこう 光矢 と なりて
霞ゆく 雲の轍 を なぞ り
凍てつい た 鼓動 深く

22:34 3.29.1999 (真朱)


かれた いずみ の そこ で
おちる ひかり に ほそめた
あお のいた くらい ひとみ

09:45 4. 3.1999 (一本指)


消えない よう に そっと 抱いて
口づける 温度 離れ ない
爆風に 飛び散 り 泣き叫んでも

20:03 5.16.1999 (真朱)


しな やか な かい な に
とけい の はり も とめて
しど け なく から まれて

17:10 5.17.1999 (一本指)


守りたまえ しんしんと歩む その先まで
手を つなぎ 嗚咽を 噛みしめた まま
一筋の奇跡が 息の根を 止める ほどに

21:46 1.20.2000 (真朱)
 

守りたまえ 固く 絡ませた 指先 から
強く 握り しめて 滲み出る 血潮 で
曳航 する 萎えた 足取 の 夕映 を

18:17 1.25.2000 (一本指)


信じた い 壊れたりし ない
紅く 揺れる 影法師 か ら
溶け落ちる 温度 受け止 め

22:48 5.3.2001 (真朱)


しとどに焼け爛れた瞼を閉じて
曇り空に捨てられた金盥の中に
淀む吐息が零れ出さないように

21:25 5.4.2001 (一本指)


Cross Blood * 雫 箱