水(Aqua)



産声なく光さえも知らず闇が吸い込む


光届かぬところで 湧き出るときを待つ



あまり うしない さらなるさらさら しゅう・・・


南にドライブ



透明宮の透明球 静かに巡れ 


『Acqua fragile 〜こわれやすい水〜』

一滴の雫が湖に跳ねるとき、

月明く 夜深く 滲みだす 蒼
硬く透き徹る 瑠璃硝子の水鏡
融けることなく唇付ける境界線は茫と霞み、
淡く 静寂に映ゆ 銀光の輪舞。
遠く かそけく息づく 森の闇。
滑り込む風景 切り取られた時間
雫の中に刻み込まれて、
曖昧に 鮮烈に

其は 水時計 或いは 水球儀
刹那の記憶 瞬きの地図
ときの束縛から解放されし蒼刻の記憶

──と、
雫 落つ。
刹那に玉結ばれた久遠の世界 砕けて、
幾重にかさなる波紋 狭間を揺蕩う欠片
微睡みの深淵に沈む、甘く。苦く。
音無く響いた水の声は 寂滅という名の覚醒め
毀れた水鏡 泡沫の夢
湖底に静かに降り積もる 水の記憶たち──

風 さわさわ
水 ゆらゆら
そして、時計は回りはじめる。



昼間の穏やかで全てを包み込む優しさと
夜の荒々しくも寂しそうな二つの顔を持つ



ささくれを際限無く剥いてしまう癖がある。
いつしかヒフは赤みを帯び、やがて血が流れ出す。
コップに張った水にその血を垂らし、
すっと滲んでいく様子をじっと眺めているのが好きだ。


浸透圧で 忘れない きみのこと 






● 旅人の一滴参加者 ●(敬省略)

Jasmine Tea, Pasoko, みけねこ,Freewheelin' Ninja,
K.SASAKI, Hiro,鎖螺琉,mirha, 真朱



雨宿りをしている、旅人だったのです。
こぼれ落ちた、これらの雫達が、紡がれて、
ひととき。この場所で。

もう一度、巡り会えたなら。
そう願いながら、せせらぎの音を聴きます。

では、またね。





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