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一年に一度だけ 丸太に変えられた 少女達は現れる 目覚めさせないで そっと取りまいて つかまえてごらん 木の周りを ぐるぐる回って そう 蜜が染み出すくらいに しっぽを食べちゃった 口もとが 口もとの 味を忘れて いたずら好きのきみに 罰を与えよう 木槌はどうかな 少女達の丸太で 削り出す 痛み そねみ 縛とした悩み 箸が転がっても おかしいお年頃 の 急斜面を滑り降り 初めて出会ったときから さらわれたく て 遠い国にゆく やさしい嘘なら ついてもいいと 従わないと 怖いから 何もかも 許してほしい さなぎの中で せめぎ合うのは 何本もの鉛筆を 極細に研ぎ続ける 後ろ姿の憐れみで 水母の刺胞が 吸い寄せられて ゆらぎながら離れない 抱きしめたなら ひねって潰してくたくたに 蝶になりたい 淡い子守歌 聴きながら 丸太の少女達は 蝶になる ひらひらと 舞いながら 金の粉 ふりまいて ふりまいて 目覚めさせないで そっと取りまいて つかまえてみせて |